loader image

保湿剤でアトピーが悪化?その原因とケアを専門家が解説

2022/05/11 | アトピー

この記事を書いた人

<p><a href="https://sadamori-seitai.com/author/takeshi-sadamori/" target="_self">貞森大史</a></p>

貞森大史

鍼灸師・柔道整復師。 自身も重症のアトピーを克服した経験を持ち、整体での症状改善を目指しアトピー回復整体を行っている。
保湿剤でアトピーが悪化?その原因とケア方法を専門家が解説します

こんにちは。 豊中市のさだもり整体 院長の貞森大史です。 この記事では「保湿剤でアトピーが悪化?その原因とケアを専門家が解説」についてお話します。

アトピーで皮膚科受診すると、ステロイドと一緒にし処方される保湿剤。アトピーの乾燥肌に保湿は欠かせませんよね。

この保湿剤(化粧数も)ですが、実は保湿剤が原因でアトピーが悪化したり、いつまでもアトピーが改善しない原因になっているケースが多々あります。

今回は、保湿剤とは何をするために使用するのか、保湿剤ってどんな効果があるのか、アトピーに効くのか、どんな保湿剤を選んだらいいのか、また本当の保湿の仕方についてお話ししたいと思います。

何も知らずに、処方された保湿剤をただ塗っている方、市販で売っているクリームをベタベタ塗っている方がほとんどなので、正しい保湿のやり方を知って、アトピーの悪化を防いだり、皮膚のバリア機能を強くしてアトピーを治していきたいと思います。

アトピーを根本から治したい方は、アトピーを絶対に完治させる方法をお読みください。

保湿剤って何なの?

保湿剤という言葉は知っていても、実際、保湿剤にどんな働きがあるのか分からない方もおられると思います。保湿剤について簡単にお伝えすると、

  • 皮膚に水分や潤いをあたえる
  • 皮膚に薄い膜をはり、水分の蒸発を抑える

このような働きがあり、私たちの皮膚の水分を保ったり、水分を逃がさないようにし乾燥を防いでくれます。

上記のように、保湿剤は水分を与えり、膜をはって水分を失わないようにするなど、いろんな働きがありますが、皆さんが使用する保湿剤には、透明のものから、白色のもの。またべっとりしたものから、サラサラしたもの、水分量が多かったり、匂いがあるものもあります。これは、保湿剤にも種類があり、用途によって使い分けられることもあります。

保湿剤の特徴や種類

保湿剤にも色々なものがありますが、分けると3つの種類があります。この3つについて簡単にお伝えします。

ワセリン

表皮に薄い油の膜を張り、水分の蒸発、蒸散を抑えます。他のものと比べると刺激が少ないので、刺激に弱い方はワセリンを使用されるといいかもしれません。

ワセリンは石油から精製される油脂なので、被覆性が高く、ベタつきやすいです。なので、汗をよくかく夏には不向きで、ワセリンと汗が混じり、そのまま放置すると菌が繁殖しアトピーが酷くなったり、強い痒みを引き起こす原因になる時もあります。

ワセリンには「白色ワセリン」「プロペト」「サンホワイト」の3種類があり、製造過程で左から順に不純物が少なくなっていきます。不純物が少ないほど刺激量も少なくなります。

ヘパリン類似物質

ヘパリン類似物質という言葉をよく聞きませんか?テレビのコーマシャルでもよくやっている「ヒールローイード~」もヘパリン類似物質です。ほかにもHPクリーム、ヒルメナイドクリームなどにもヒルロイド類似物質が含まれています。

ヘパリンは水分保持作用、血行促進作用、抗炎症作用があるのが特徴です。

抗炎症作用があるので、症状が軽くなってきた方には、ステロイドからヒルロイドに切り替えて経過を見ることも少なくないと思います。また、ステロイドの使用を嫌がる方や、美容目的でヒルロイドのみを処方してくださいとお願いする方も多く、ちょっとした問題にもなっているそうです。

副作用が少なく、赤ちゃんにも使用できるといいます。ですが、まれに発疹や痒み、紅斑などの副作用をともなうこともあるので、長引く場合は使用を中止し病院に行きましょう。また、出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)がある人には使えません。

尿素製剤

尿素製剤は吸湿作用があり、角質層に水分を与え、持続的に保ちます。また尿素製剤には、古い角質を溶かす、角質溶解作用があります。古い角質を溶かし、皮膚を軟らかくします。

尿素製剤は、皮膚を溶解する作用があるので、アトピーによってできた傷や、皮膚のバリア機能が低下している部分に塗ってしまうと、刺激が強く、ピリピリしたり、ヒリヒリするよに感じることがあります。何か違和感を感じるようなことがあれば、使用中止してください。痒みやアトピーが悪化する恐れがあります。

アトピー改善に保湿剤は必要?

保湿剤の種類や特徴、剤形について知ったところで、保湿剤はアトピー改善に必要なのか気になりませんか?

結論からお話しますと・・・必要だけど、しっかり治すためには保湿剤がいらない体になることがとても重要です。

アトピーは、皮膚のバリア機能が破綻している状態です。破綻すると、外部からの刺激(カビ、菌、埃、花粉など)をもろに受け痒みが強くなったり、アトピーが悪化します。また、バリア機能が破綻していると、表皮や角質層にある水分を保持しにくくなり、乾燥が進みます。

なので、皮膚のバリア機能が破綻している間は、皮脂(表皮の一番上にある脂の膜)の代わりに保湿剤でバリアの役目をします。

ですが、いつまでも保湿剤を塗っていると、アトピーが改善しないどころか、悪化する原因にもなりかねません。

ほとんどの人が知らない保湿剤の落とし穴

実は、皮膚科から処方される保湿剤、ドラッグストアやネットで販売している市販の保湿剤や化粧水を塗っているせいで、アトピーがいつまでもたっても治らない一つの要因にあります。その理由をお話します。

弱毒性のある添加物がたくさん

保湿剤や化粧水は、皮膚の保湿を保つためにあるのですが、水分を取り込んで保湿をしやすくするために、保湿を維持するために、使用感や肌触りをよくするために、様々な「添加物」が使用されています。

何がいけないのかというと、添加物は微量ながら、体に有害な副作用をあたえたり、保湿とは反対に水分を失いやすくなる恐れがあります。

1980年頃に厚生労働省が発表した表示指定成分には、皮膚にトラブルを起こす、毒性を持つ成分が103種類あげられています。

量を塗りすぎたり肌に合わなかったりすると、炎症、痒み、湿疹、ニキビなどを起こす原因にもなります。特に、アトピーでボロボロになっている皮膚に塗るときは、添加物が皮膚内に直接侵入してしまう可能性が高いので注意が必要です。

簡単ですが、保湿剤や化粧水などによく含まれる代表的な添加物をいくつかご紹介します。

パラベン欧州では危険性が高いとし、2006年に食品添加物として使用禁止。JECFAでも禁止しているが、日本ではそのまま使用している。環境ホルモン添加物として問題になり、妊婦、小さい子どもが摂取すると生殖器や精子に悪影響を及ぼす。正常なホルモンの働きをかく乱させる働きがある。また発がん性もあると報告が上がっている。毒性が高い。栄養剤・調味料・清涼飲料・シャンプー・歯磨き粉・化粧品・保湿剤などに含まれる。
合成香料香水、化粧水、洗剤、柔軟剤、石鹸、入浴剤、虫よけスプレー、食品など、言い始めたらきりがないです。フタル酸エステルは合成香料としてよく使用され、環境ホルモンとして指定されています。発がん性、糖尿病(2型)、甲状腺障害、記憶力・生殖機能の低下が報告されています。欧州連合(EU)では使用禁止指定に。触れ日本ではまだ使用していて、香料・フレグランスと書かれているものは注意。
界面活性剤合成界面活性剤は、保湿剤、石鹸、シャンプー、コンディショナー、洗剤(洗濯・食器・バス・トイレ)食品など多くのものに使用。皮膚などに浸透しやすく、手荒れ、かぶれ、肝機能低下などの報告があります。
鉱物油石油から精製されている。未精製の鉱物油(不純物が入っている)発がん性あると報告をされてます。日光に当たると色素沈着(シミ)になる「油焼け」も問題なり、黒皮症になるとも。現在では製造方法の技術が上がり、ベビーワセリンとして使用されています。ただし、長期にわたり使用するの望ましい。
安息
香酸
ビタミンCなどの酸をと一緒に摂取すると、猛毒のベンゼンが生成されることがある。防腐剤・防カビ剤として使用される。清涼飲料水、炭酸飲料、栄養ドリンク、化粧水、保湿剤に含まれる。目・生殖器への影響。発がん性があるとも言われている。
合成着色料食品や化粧品など様々なものの色を良く見せたり、色を保持するために使われる。アメリカや欧州では使用を禁止しているものも多いが日本では使用している。蕁麻疹、鼻炎、喘息などのアレルギー症状、発がん性の報告がある。
酸化防止剤自らが酸化することでほかの食品そのものの酸化を防ぐ。食品や化粧品、保湿剤に使用される。実はカテキンも酸化防止剤。体への影響が少ないとされるL‐アスコルビン酸ですが、原料に遺伝子組換のジャガイモやトウモロコシを使用しているのは問題視されている。ジブチルヒドロキシトルは発がん性が報告されている。
サルフィートサルフィートは硫酸系化合物のことです。シャンプーやクレンジングによく使われる。危険性は少なと言われているが、洗浄力が高いものもあり皮脂も荒い流すので、皮膚のバリア機能の低下が懸念される。刺激に弱い方は髪のトラブル、肌荒れ、炎症を起こす。サルフィートにはデトックス効果もあるので、摂りすぎると下痢になることもある。

詳しく知りたい方は、ご自身でインターネットや書籍で調べるのもいいと思います。ただし、個人レベルから企業、国などで様々な意見や結果、危険性、安全性についてかかれているので、どれがいいのか混乱を招くこともあります。また調べるときりがないので、ほどほどにしましょう。

バリア機能を壊す乳化剤

保湿剤には、皮膚内へ水分を浸透させるために皮膚のバリア機能を壊す添加物があります。その一つとして、「乳化剤」があります。乳化剤は保湿剤だけでなく、化粧水や乳液、また食品にもよく使用されています。

乳化剤は、本来混じり合わない油と水と強制的に混じり合わせる作用があります。皮膚の表面にある皮脂膜という油は、水分をはじくのですが、乳化剤はその皮脂膜を溶かし、角質層や顆粒層などに水分を浸透させます。

皮膚に潤いを与えるためには必要な働きなのかもしれませんが、皮脂膜を破るということは、皮膚のバリア機能を破るということです。

バリアは、空気中に舞っている菌やカビ、埃、花粉などの刺激物質から皮膚を守り、皮膚内への侵入を防いでいます。バリア機能がなくなった状態で皮膚に付着すると、通常よりも刺激量が増してしまい、強い痒みや炎症、湿疹を起こします。
また、バリアは皮膚内の水分を保持し蒸散しにくくもしています。バリア機能が破綻すると、水分がどんどん失われ、乾燥が進む原因になります。

保湿をするためにしていることが、返って症状を悪化させる恐れがあります。

乳化剤は他にもこんな作用があるのでご覧ください。

起泡泡を作り、泡を安定させる。ケーキやクリームなどにボリュームを持たせる。
消泡液体に生じた泡を消す。豆腐に使用され、滑らかにさせ食感をよくする。
分散粒子を均一に分散させる。粉末を水の中でバランスよく分散させる。ココアパウダーなど。
湿潤食品の表面に潤いを与え濡れやすくする。粉末がダマにならないようにする。
可溶化溶けない物が溶けたかのように透明な状態を作る。ジュースによく使われる。
洗浄洗濯・食器洗剤や石鹸に使用され、油を汚れを落とす。界面活性剤と明記されている。

乳化剤の他にも油と水と強制的に混じり合わせる作用でよく知られているのが「合成界面活性剤」です。洗濯洗剤や食器洗剤、またはボディーソープや石鹸などによく使用されおり、非常に洗浄力が高く、皮脂膜や皮膚の常在菌まで洗い流し、乾燥の原因になるので注意しましょう。上の表の一番下にある洗浄と一緒です。

アレルギーを起こす

保湿剤に含まれる、添加物はアレルギーを引き起こす原因にもなります。これはネットにもちゃんと掲載されています。

特に、アトピーでバリア機能が破綻している皮膚、引っ掻いてできた傷口に塗ると、皮膚がとても敏感になっているため合わないとアレルギーを起こす原因にもなりかねません。

また、乾燥でひび割れているところからも入りやすいので、注意しましょう。

無添加やオーガニックの落とし穴

これだけ添加物が悪いと言うなら、無添加の保湿剤やオーガニック、自然派、植物由来の保湿剤を塗ればいいと考えませんでしたか?または、私は無添加、オーガニック性の保湿剤を使用しているから大丈夫と思いませんでしたか?

無添加と聞くと「体に良い、優しい」「安全である」「不必要なものが入っていない」とイメージすると思いますが、実はこれらにも大きな落とし穴があります。

2001年の薬事法改正により「全成分表示制度」が導入され業界が一変しました。
全成分表示制度とは良いように聞こえますが、実は、一部制限があるものを除き、どんな成分でも配合して使用できるようになったんです。
また表示指定成分(アレルギーを引き起こす恐れのある有害な成分)以外については記載する必要なはく、新成分に関しては、厳しいチェックは行われていません。すべてメーカー任せになっている状態です。

メーカーは、どうにかして商品を売りたいので、無添加と明記できるように添加物として認められていないもの(実際は添加物と同等の効き目がある)を使ったり、本当は添加物を使用しているが、2001年の薬事法改正により、それを省略したり、明記しなくてもよくなり、無添加として販売しています。

例えば、「保存料は使用していません。」と記載されていても、保存料と指定される「ソルビン酸」「安息香酸」を使かわず、それに変わる添加物を使っています。

本当の無添加なら、普通は数日で腐るはずですよね?何ヶ月も何年も腐らずに使用できること自体がおかしいと思いませんか?無香料・防腐剤無添加・合成界面活性剤無添加・無着色などと表示されていても、必ず何らかの防腐剤や保存料が入っているから腐らないんです。また、未開封であれば3年間品質を維持しなくてはならないと決められているので、防腐剤が入っていないなんて絶対にありえないんです。

他にも、保湿剤を半永久的に変質させない「合成ポリマー」というものも使用されています。
これは簡単に言うと、ビニールやシリコンなどの合成樹脂のことです。紙おむつ、生理ナプキン、除湿器に使われていて、保湿剤や化粧品の素材としても使われています。合成ポリマーは防腐剤に指定されていないので、無添加保湿剤、無添加化粧品として販売しても問題ありません。

合成ポリマーは1つ1つの分子がとても大きため、皮膚に浸透しにくく、塗ると薄いシリコンの膜を張った状態になります。いわばビニールで皮膚を覆った状態です。シリコンは水を弾くので水分を逃がしません。そのため、ふっくらとし潤ったように見えますが、合成ポリマーで保湿をし続けると、皮脂が分泌されなくなり、バリア機能は低下し、のちに酷い乾燥や敏感肌に悩まされます。だから、どんどんを保湿をし続ける。これがアトピーで悩まされてい方が特に陥りやすい「保湿依存」です。こうなると、アトピーはなかなか治りません。

だから、無添加だからといって、安易に使用しないことをおすすめます。

合成ポリマーには色んな種類や呼び名があり、上げるときりがないので代表的なものだけを紹介しておきます。

  • ジメチンコ
  • メチル
  • メチルエーテル
  • メチコン
  • カルナウバ
  • ブチル
  • コポリマー
  • ソルビトール
  • 水添ヒマシ油…etc

詳しく知りたい方は、インターネットで検索してみてください。

オーガニックや天然由来のと聞けば無添加と同様に、「自然のものを使っているから、安心、安全」「体に優しい」と思いがちですが、実は薬事法で認められた成分が1つでも入っていれば、後は添加物(添加物と認定されていないが、同じ効果を持つものもある)が入っていても、オーガニック・天然の保湿剤と記載して販売していいと定められいます。どんなものが、どういった割合で入ってるのかは製造メーカーによって違います。

また、オーガニック化粧水や植物由来、天然保湿剤などに「防腐剤なし」と表示されいるものがありますよね。これは人工防腐剤を使用せず、天然の防腐剤をふんだんに使用しています。

  • ヒノキチオール
  • ティーツリー
  • アロエベラエキス

ぱっと見ると、植物の名前で書かれているので安心そうに見えますが、実は天然素材のものにも、毒性があり、パラベンといわれる防腐剤と同等の危険性があります。なので、天然・自然・オーガニックだからといって安心してはいけません。

自然派化粧水・オーガニッククリームには他にもこんな天然の防腐剤が使用されています。

  • オレンジオイル(テンペル)
  • グレープフルーツ種子エキス
  • ラベンダー油
  • ローズマリーエキス
  • ユーカリ油
  • セージ油
  • チョウジ…etc

このように植物の名前で書かれていると、まさか防腐剤だなんて思いませんよね。

上記でも説明しましたが、薬事法で3年間は品質に変化が起きてはいけないと決められている以上、防腐剤が使用されていない保湿剤や化粧水なんて存在しません。

だったら、これからどうしていけばいいの!と思っているかもしれませんが、大丈夫です。これから保湿剤の塗り方や選び方、また保湿がいらない体に変わる方法をお伝えします。

肌に合いやすい保湿剤の選び方と注意点

色んな保湿剤が売られていると思いますが、選んでほしいのは「ベビーワセリン」や「ベビーオイル」です。赤ちゃんの皮膚は未熟で、とても刺激に弱いです。涎や汗で皮膚がかぶれます。だから、赤ちゃんの皮膚に使用するものは、限りなく添加物や不純物を除いた低刺激なものでないといけません。こういった保湿剤だったら、バリア機能が低下し敏感な肌にも使用しやすいです。

後は、無添加、自然派由来の保湿剤です。上記で、無添加やオーガニックだから安心しないでくださいと言いましたが、それでも一般の保湿剤よりは添加物が少ないです。その中で、より添加物が少ないものを選びましょう。簡単な目安として、成分表に書いてあるよく分からないカタカナで書かれているんのがいっぱいあったら、選ぶのを控えた方がいいと思います。

ただし、これはベビーワセリンにも言えることですが、あなたの皮膚に合うか合わないかは別です。いくら低刺激で、添加物が少ない、無添加といっても、反応する可能性もありますので、いきなりベタっと塗るのではなく、ちょっとずつ塗りましょう。

また、当院に来院される患者さんもよく使用していますが、美容院やサロン、百貨店に入っている化粧品店で購入したとても高価な保湿剤や化粧水につてです。高いから肌に良い、優しい、安全と言われて購入したものでも、全てがいい訳ではないし、あなたの皮膚に合うかは分かりません。薬事法で定められている「品質を3年維持しないといけない」という限り、防腐剤、保存料などの添加物は必ず使用されています。その上であなたの肌に合うかどうかです。
実際に、サロンで購入した化粧数、保湿クリームをやめて、炎症が落ち着いた方もいらっしゃいます。

保湿剤選びは、アトピーを酷くさせる可能性があるので十分注意しましょう。

アトピーを改善させる保湿の塗り方

保湿剤にはたくさんの添加物が入ってるために、塗り続けているとアトピーがなかなか改善しません。かといって、乾燥が酷いのに、ひたすら我慢するのもかなり辛いです。なので、これから保湿剤の正しい使い方、塗り方についてお伝えします。

むやみに塗らない

皆さんに、普段どうやって保湿剤を塗っているか聞いてみると、ほとんど方が腕なら腕全体に、背中なら背中全体に、足なら足全体にぬっています。

何回もお伝えしますが、保湿剤や化粧水などには添加物がたくさん使用されています。塗り続けた皮膚はアレルギーを起こしたり、バリア機能が低下し皮膚炎をおこしやすくなります。また、塗り続けると、保湿剤が皮膚を覆うので、皮脂を分泌しにくくし、皮脂膜を張ることができません。こうなると、いつまでも皮膚のバリア機能が正常に働かず、いつまでも刺激に弱い皮膚のままです。

本当に乾燥している所だけをぬる

アトピーを治すための保湿剤の塗り方は、本当に乾燥しているところのみに塗ります、ではどうやって見分けをつけたらいいのか。それは、

  • 皮膚がひび割れしている
  • 粉を吹いている
  • 乾燥でヒリヒリしている
  • 皮膚が突っ張って動かすと痛むところ

の4つです。その他は塗らくても大丈夫です。まだバリア機能が何とか保たれている状態なので、保湿剤を塗らず自然と皮脂を分泌するように促しましょう。それには、体が自然と皮脂膜を張れるように、保湿できるように変わるための、ちょっとした日常改善が必要です。

自然と保湿ができる体に変わるための日常改善

アトピー改善には、自然と体の内側から保湿できるようになることが、とても重要です。そうすると、保湿剤や化粧水を毎日しなくてもいい皮膚へと変わり、皮膚のバリア機能が正常に働き始めます。すると、ちょっとした刺激や添加物に反応しにくくなり、酷い乾燥やアトピーに悩まされにくくなります。

そのためにも、以下のことを心掛けましょう。

運動して汗をかく

運動をして汗をかくこと

汗には天然の保湿因子である乳酸、蟻酸、尿酸が含まれていて、運動して汗をかくことで自然と保湿ができ皮膚に潤いを与えます。特に乳酸はナトリウムと反応し、乳酸ナトリウムに変化して保湿効果を高めます。

また、汗には免疫も含まれており、皮膚の免疫機能が高まります。抗菌作用のある抗菌ペプチドも含まれ、感染予防や防御もしてくれています。

ただし、汗をかいたまま放っておくと、汗に含まれる成分が皮膚に付着しているカビ(マラセチア・カンジダ)や雑菌のエサになり、繁殖して強い痒みや炎症をおこします。また運動すると体温が上がり、皮膚に熱がこもることで感覚が過敏になったり、汗の刺激で痒みが増すこともあるので、汗をかいた後は長時間放置せず、シャワーで洗い流すようにしましょう。

水分補給

人間の体の約6割は水分です。水分を補給していないと、排泄、呼吸から水分はどんどん失われます。また、皮膚からも常に水分は蒸散していますよね。だからこまめに水分を補給していないと、体表にある皮膚はすぐに乾燥します。蒸散の他にも日光や摩擦でも水分を奪われますし、洗剤に含まれる合成界面活性剤も水分を奪います。

また、長湯をされる方も多いのですが、長湯は角質がふやけて破れてしまい、そこからも大量の水分を失うので、アトピーの状態が良くなるまでは長湯を避けましょう。

1日に必要な水分量は、体重(kg)×40=必要水分量で出ます。計算してみてください。

面倒くさい方は必要な水分量を計算できるkeisanで調べてみください。思っているよりも多めの水分量が必要ということがわかりますよ。

食事

バランスの良い食事も保湿に大きな影響を与えます。健康な体は自然と保湿ができています。だから偏った食事をしたり、食べなかったりすると、皮膚は乾燥しやすいです。インスタント、冷凍食品、ファストフード、お菓子、コンビニご飯、総菜ばかり食べていると保湿だけにかかわらず、アトピーにも体にもよくありません。
特に人間に必要な5大栄養素「タンパク質」「脂質」「ミネラル」「ビタミン」「炭水化物」はとても重要なので、摂りましょう。

当院が患者さんにお伝えしている、ご飯の簡単な目安は「片手中盛り分の炭水化物」「片手分のタンパク質」「両手分の野菜」です。

今日から正しい保湿でアトピーを改善しよう

保湿に関して目指すは、自分の体で保湿ができるようになることです。それでも、乾燥して気になるところは、保湿剤でポイントぬりをして補うだけ。ベタベタ体全体にぬるのは止めましょう。

私がアトピーだった子供の時に、皮膚科で処方された保湿剤を乾燥したところに塗るようにと言われ、塗っていましたが症状が落ち着くどころか、痒みが強くなったり、赤くなってしまい塗るのをすぐ止めました。代わりに塗っていたのはステロイドで、それからは一切保湿をしていません。市販の保湿剤も色々試しましたが、結局合わなかったからです。ステロイドをぬっていたのもあるとは思いますが、空手や水泳をして汗をかいていたので、そんなに辛くはありませんでした。ただ、冬場は乾燥で乾いて浸出液がパリパリになっていたので、それは嫌でした。

保湿剤や化粧水については色々言いましたが、決して全ての保湿剤が悪いとは言いません。きちんと調べれば自分に合う保湿剤もあります。無添加・オーガニック・自然派・植物由来を書かれていても、成分表をちゃんと見る、調べるクセをつけましょう。

また自分の体で保湿できるようになるのに、個人差はありますが、約3ヵ月から6か月は必要です。初めはしんどいかもしれませんが、難しいことをやるわけではないので、やれることからコツコツやって継続しましょう。

当院ではアトピーを根本から改善する施術や日常改善をしています。お困りの方はいつでもご連絡ください。

この記事の関連記事

ご予約・お問い合わせはこちら

LINEで予約

LINEでご連絡

ネットでお問い合わせ

ネットでご連絡

電話で予約

070-1800-1154