こんにちは。 豊中市のさだもり整体 院長の貞森大史です。 この記事では、無理のない糖質制限はアトピー改善を早める、についてお話します。
糖質がアトピーを悪化させたり、いつまでも治らない原因の一つになっていることご存じですか?アトピーを根本から治すには、糖質をどのくらい食べているのか、またどんな糖質をとっているのかをしっかり見直さないといけません。見直すことでアトピーの悪化を防いだり、早く治すことができます。ただし、きつい糖質制限はかえってアトピーの治りを悪くさせます。
ブログを最後まで読んで、糖質がなぜよくないのか。なぜ悪化させてしまうのか。今後はどうしたらいいのかをしっかり把握して、なかなか治らないアトピーと決別しましょう。
アトピーを根本から改善したい方は絶対にアトピーを完治させる方法をご覧ください。
なぜ糖質がアトピーにいけないのか
まず、糖質がなぜアトピーに悪いのかを説明します。
糖化
アトピーを悪化させる原因に糖化があります。
糖化とは、食事で多めに摂取した糖分がタンパク質とくっつき熱によって変性することです。何がいけないのかというと、糖化は体を焦げさせます。焦げたら体がどんどん酸化(体がボロボロになったり老化する)していきます。やっかいなのは人間の体のほとんどはタンパク質でできているので、体中で糖化がおきます。特に毛細血管に傷みがあるところは糖化しやすいです。毛細血管は体のあちこちにあり、この糖化がどんどん進むとAGE(終末糖化産物)という悪玉が物質が増えます。これが体のあちこちで悪さをし、やがて体を酸化させ炎症を起こします。この炎症は糖質を控えない限りなかなか鎮まりません。
体温を上げる
体が冷えたままお風呂に入ると、体温が急に上がり、痒くなったりしませんか?この状態が糖質を摂った時にもおこります。糖質はエネルギーになり熱を発します。熱を発すると急激に体温が上がり、痒みを誘発させ、皮膚をひっかきアトピーを悪化させます。
高血糖になり血管がボロボロに
また、空腹時に糖質を摂取したり、量を一気にとると、血糖が急激に上昇し、血管に負担がかかりボロボロになります。毛細血管は皮膚に張り巡らされているので、皮膚の修復や回復が悪くなったり、炎症が酷くなったりし、アトピーが悪化しやすくなります。
ホルモンが出にくくなる
高血糖になると膵臓からインスリンという血糖を下げるホルモンが放出されます。この血糖が上がったり下がったりする状態を血糖スパイクといいます。血糖スパイクが続くと、副腎(腎臓の上にある)からコルチゾールというホルモンを放出し、血糖を安定させようとします。
この状態が続くと、膵臓や副腎はホルモンを放出し続け、やがて疲労しホルモンを放出しなくなります。コルチゾールには血糖を安定させるだけでなく、ストレスを軽減させる、抗炎症作用(体内の炎症を鎮める作用)などの働きもあるため、ストレスに弱くなり、炎症を鎮めることができにくくなるため、アトピーが悪化します。
糖質制限を始めよう
いかに糖質がアトピーに悪影響するか分かったと思います。わかったら、糖質を制限しないといけませんよね。
糖質を控えることで、身体への負担が減り、炎症や慢性的な痒みを抑えやすくなります。すると皮膚のターンオーバーも正常に働き始め皮膚の修復や再生がスムーズになります。
では、どうやって糖質を制限していけばいいのかお伝えします。糖質制限は摂取する量を減らすだけでなく、質や種類も変えるととても効果的です。
糖質はお米からとるようにしよう
糖質は基本お米からとりましょう。お米は食物繊維も含まれているのでいいです。ただし糖質も含んでいるので、目安は片手1杯分にしましょう。茶碗でいうと6割ぐらいです。それと極力自炊をしてください。コンビニやスーパーに売っているおにぎりやご飯は防腐剤などの人工添加物が多く含まれていて、アトピーによくありません。パンや麺を主食にされている方は、アトピーが良くなるまでお米に切り替えてください。
精製された糖質は避けよう
精製された砂糖とは、サトウキビを煮てろ過したり、お湯で洗ったり、活性炭(吸着性を特に強めた炭素)などを使ったり、遠心分離機にかけて、甘み成分以外の必要な栄養素を徹底的に取り除いたものです。精製された砂糖の代表としては、三温糖・白砂糖(グラニュー糖)があります。これらはできるだけ避けるようにして、代わりにラカン糖、オリゴ糖、黒砂糖などを使用しましょう。
果糖も控えよう
果糖とは、簡単にいうと果物や根菜からとれる糖質です。果物はビタミンやミネラルなど糖質以外の栄養素も豊富でこれなら体にいいと沢山食べられる方もいますが、砂糖と同じく多くとりすぎると体内で脂肪に変わり皮脂を多く分泌しアトピーを悪化させます。
お菓子やスイーツ、ジュースを控えよう
お菓子やスイーツにも糖質が沢山含まれていますよね。他にも防腐剤や香料・着色料などの添加物、また体を酸化させやすい油もたくさん入っています。アトピーを悪化させる成分が沢山入っているので良くなるまでは控えましょう。
人工甘味料は糖質より悪い
サッカリン、アスパルテーム、ネオテーム、スクラロース、アセスルファムKなどの人工甘味料は腸内環境を悪化させます。何がわるいのかというと、人体の免疫の70%は腸内で作られています。腸内の善玉菌が少なくなると、免疫に影響するだけでなく炎症が悪化したり鎮まりにくくなります。その他にも、ホルモンに影響を及ぼす、発がん性物質が含まれている、神経を興奮させる、弱毒性、味覚を鈍くさせる、強い依存性がある、うつ病のリスク上昇、腎機能低下、脳卒中・心筋梗塞のリスク上昇など様々な悪影響を及ぼします。なのでアトピーに悪影響を及ぼすだけでなく、健康事態にとても悪いと報告されています。
タンパク質をとって糖質を抑える
甘いものがどうしても食べたくなる時ってありませんか?そんな時は肉や魚、卵などをしっかりとりましょう。肉や魚などには微量ながら糖質も含んでいるので、糖質を我慢しやすくなります。3食タンパク質をしっかりとること、間食もタンパク質にすると、糖質制限がとても楽になります。忙しくてタンパク質をとれないときは、プロテインで補うのもいいですよ。ただし、プロテインには味をつけるために糖質も多くはいっているので、できるだけ食品からとりましょう。
糖質制限も無理なくやれることから始めよう
糖質がなぜアトピーにいけないのか、糖質制限をするメリットややり方について理解していただけましたでしょうか。
アトピーが改善されるまで糖質を控えた方がいいですが、あまりストイックにやると、かえって
アトピーの治りが悪くなったり、しんどくなりストレスから継続できなくなるので、やれることから始めてみましょう。間食をやめる、もしくは減らすから始めるのもいいですよね。
実は、糖質はコカインの8倍の中毒性があるといわれています。急にやめると禁断症状が出る方もいるみたいで、人類最古の麻薬とも言われていました。初めは辛いかもしれませんが、3~4週間を乗り越えると継続しやすくなり、糖質を欲しくなくなると仰る方もたくさんおられます。
あまりストイックにならず、無理のない糖質制限でアトピーを改善しましょう。
当院ではアトピーを根本から改善する施術や日常改善をしています。お困りの方はぜひ一度ご連絡ください。